ヤバイ無人島 2度目の危機8
色々な事を話しあい、方向性は決まったが依然、資金は厳しいままで誰かが資金援助してくれそうという話が出ては消えるような状況だった。
ここで学んだことは、あの人なら出してくれるという人は殆ど出すことはなく、更にお金がない事がわかっているので足元を見られる。
ただ、僕も投資家周りに積極的にいけない理由があった。
それは、無人島の持ち主に口約束はしていたが、書類に落とし込んでまで、土地の賃貸契約の話が思うように進んでいなかったからだ。
こんな状況でお金を出してもらって、無人島が使用できなくなったら、投資してくれた人に顔向けができない。そう思うと積極的に投資のお願いが僕にはできなかった。
でも資金が尽きそうな状況で、結論を言えば最終的に僕しかリスクをとれる人はいなかった。
いっこうに話はするが、土地の契約は平行線をたどるっている。
土地の契約をすると騙されるんではないかという考えが強く、口で使っていいと言ってるのだから、書面まで交わす必要はないという一点張りだった。
そこで、契約できるまではかなりのリスクがあるので、無人島事業を成り立たせる為に始めて実績もすでにある、結果の出そうな酵素ドリンクの販売に注力するように提案した。
しかしremyに指摘された。
無人島事業がしたいわけで、酵素を売りたいわけではない、逃げていても始まらない。
決意を決めて自分でなんとかするしかないとは思いつつも決心が定まらない。
もう自己資金から費用を出すのも厳しい。投資としてのお願いも厳しい。
どのように資金をひねり出すのかいい案が出ず途方にくれながらこの話が続く事になる。
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