ヤバイ無人島 2度目の危機7
このままでは資金も厳しい事もあり、無人島の体験価格も再度考える事になった。
無人島体験は超ニッチなビジネスなので価格を落としたところで、お客が激増する可能性はかなり低い。
今の集客できる数を考えて採算ベースを考えると5万円でやるべきなのだが、そんなのはこっちの勝手だ。どのくらいの価格なら納得してもらい、満足できるかの線引きが難しい。本当に形がないものに価値をつける作業は難しい。ましてや、何もない無人島に価値をつけて価格を作っていく作業は、砂漠で砂を売り、北極で氷を売るような感覚だった。
悩んだ末、僕たちは儲けよりも、沢山の人に来てもらう事を目指す事にした。
ただし、会社が存続できないような価格設定では意味がないので、集客を増やす前提の強気な価格設定でチャレンジする事になった。
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