ヤバイ無人島 二度目の危機1

2017.4

2度目の資金ショート危機が前触れもなく訪れた。

決算書に関しては、二人で事業をやっていた事もあり、僕が管理する事はしておらず、remyに全て任せていた。資金が厳しいという話も聞いていなかったので、順調に進んでいると思っていた。しかし、営業するにもガソリン代が必要だし、沖縄は湿気が多くテントなどの資材の劣化が激しく、通常の数倍の速さで劣化していく、ましてや無人島では劣化スピードは加速する。その為、売り上げに対して、経費などの費用が異常に増加していた。

remyも必死にやりくりしてくれていたのだが、どうにもならなくて報告があったのだ。



僕は早急に、remyには事業計画書の作成を、会計士には収支報告書の提出をしてもらうように依頼した。

あとは、失敗は失敗なので、何が原因だったかを特定して活かすことをしようと提案した。

また、企業理念も再度、明確化しようと動き出した。




進めていく上で、remyは銀行から融資も考えていたが、僕は無人島という利益が見えにくい事業であり、尚且つ、高山にいる僕が、沖縄の事業での融資を勝ち取るには厳しいと感じていた。

ここから、また僕の資金のやりくりの苦悩が始まる。

ただ、remyには僕の弱いところは見せることはしなく現場にいるremyが一番辛いとわかっていたので、励まし気丈に振る舞った。

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