ヤバイ無人島　資金ショート3

東京では実績があると自信満々だったが、僕は東京と沖縄では条件が余りにも違いすぎると考え、資金は限りある事を伝えた。

そして、チャレンジする事は大切だけど、結果を出さずに次々とチャレンジする事は無謀であることを付け加えた。

僕が考えるには、とにかくコツコツがビジネスには大切だ。小さな事でも約束を守って結果を残すことで信頼が生まれ次のビジネスに繋がる。

逆に全て中途半端では、誰も信頼しなくなり、ビジネスは失敗する。

そして、資金の話も出たこのタイミングで心配している資金ショートの事に切り込む事にした。

心配していた通り、もう資金が底をついていた。そもそも、常識的に考えれば、物凄くお金を使う事業を低予算で、やっているだけでも実は奇跡的な事なのかもしれない。

ただ資金がショートしてしまえば、どんなに面白くても、可能性があっても会社は倒産する。その恐怖から僕たちは如何にお金を稼ぐかという思考に陥ってしまった。その中でグレーな話も出てきた。グレーなものは簡単に言えば、大手が手を出せないことをやるわけだから、儲けが出しやすい。

でも、

理想がなくただ儲かりそうとグレーゾーンに手を出すという事は、そもそも無人島事業をする意味すらなくなってしまう。

楽しい事、面白いことを苦しくてもやり続けることで、儲けなくても仲間が増えていけば必ず会社は成り立つ事ができると何の根拠もないが確信した。

remyのこの言葉を信じて追加資金で300万円を投資することにした。

ここからまたがむしゃらに走ることになっていく。