無人島 序章2

2016年7月


遂に走り始めた無人島だが。

そもそも、僕とremyは昔からの友人でもなく、意気投合しただけで会社を立ち上げる。

だからこそ、最初の共通の目的を明確にする作業が大切だと感じ、電話やメッセンジャーでかなりの時間をかけた。

もし、少しでもremyの考えがお金儲けだったら、ここで無人島事業は終わっていたと思う。
お互いが目的を確認していくと、
とにかくremyは自然と遊ぶことの楽しさを広めたい、心の強さを養ってほしい。と言っていた。

そして、何より自分が1番楽しまないと人は喜ばないと考えていたと思う。

僕も、この無人島を体験して、人生観が一変した。自然を嫌うのではなく、感謝する生き方。虫をはじめ嫌なもの全てを排除するのではなく、共存する生き方。

この素晴らしい事を世の中に広めたいとの想いを再確認した。

こうして、remyの目指すこと、僕の目指すことをお互いに確認しあい、会社設立に向けて動き出すこととした。


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