ヤバイ無人島 大事件勃発

前回、無人島に半年住みたい人が現れたことを書いたと思うが、僕も一度しか面識がなく、ただ彼の熱意を応援したいと思い、彼の面倒をremyにお願いしていた。


remyの報告はひどいものだった。

人として当たり前の「ありがとう」が言えない人だったのだ。

別に強要するつもりはないが、ありがとうが言えない人間に人間関係が構築できるわけもなく、ましてや、ノリで来たから考えが根本的に甘く、無人島で生きていくなどできないとの現場からの回答だった。

remyのお手伝いをしながら、無人島へ行くんだろうなと思っていた僕の思惑はここで破綻した。

そんな関係が最悪な状況で事件が起きてしまった。

なんと、半年住む予定だった彼がお金に困って、お金を盗んだのだ。

すぐに、remyからめちゃくちゃ激怒して電話がかかって来た。

なんて奴を紹介したんだ!!っていう感じで勢いが止まらない感じだ。

これは冷静になってもらわないと大変な事になると、落ち着かせて、警察に電話するように諭した。僕に怒りをぶつけたのもあり、徐々に冷静になってくれて、警察にも電話する事なく事なきを得た。

そもそも何故、彼は一切現金を持っていなかったのだが、人に頼ろうともせず、バイトも探さず、どうやって生きて行くつもりだったんだろうという話になった。

とにかく何かやれば支援してくれると彼は思っていたみたいだが、世の中そんなに甘くない。

この事件で彼の糧になればいいのだろうが、多分、性格は一生変わらないだろう。

僕の教訓としてremyには悪いが、この事件はとても教訓になった。

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